靖子の中国語翻訳物語
 

  私が以前、中国語を学習していた時、学習効果を高めるために日本の物語を翻訳しました。幸い優秀な中国の留学生との出会いがあったからです。日本の民話に興味のある中国人の読者に、また中国語を学習している方たちに参考になれば、さらに「さくらそうのなかま」の音楽活動の中で中国人との交流ができればなどと考え、HPで紹介することにしました。中国語の入力やPDF変換などの技術的な問題はメールマガジン「たった10秒で心をつかむ中国語講座」の発行者に多大なるお力と智慧を拝借しました。作品は数編ですが、参考になればうれしく思います。なお、著作権については許可を頂いておりますが、なかには連絡の取れない出版社もあります。書協との相談の上、お心当たりの方はご連絡くださいますようお願いいたします。

作品① 斉藤隆介作「花さき山」・・・著作権の許可は紹介のみです。「さくらそうのなかま」のHPに載せています。私たちは、語り・合唱付きで演奏しています。これを中国語で語ってみることも出来ます。興味のある方はお申し出下さい。

      花さき山

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作品② 山口勇子作「おこり地蔵」・・・広島に投下された原爆のもとで、被害にあった小さな女の子とお地蔵様のお話です。

     ☆ おこり地蔵 日本語 中国語

作品③ 日本の民話・とんち話「田之久」・・・孝行息子「たのきゅう」が峠の夜道で大蛇と智慧比べで戦って無事急病の母の元へ。

     ☆ 田之久 日本語 中国語

作品④ 日本の民話・とんち話「十文で二十文」・・・主の四六(きっちょむ)さんが台所の大きな甕を割ってしまいます。おかみさんがおこっておこって。でも二十文の甕を十文で買ってしまいます。

     ☆ 十文で二十文 日本語 中国語
作品⑤ 日本の民話・不思議話「もぐさのききめ」・・・どろぼうが主の枕元から金箱を盗んで逃げました。しかし主はどろぼうの足跡にもぐさを盛って火をつけました。どろぼうは熱くて逃げられなくなってしまいました。
     ☆ もぐさのききめ 日本語 中国語

作品⑥ 日本の民話・こわい話「重箱おばけ」・・・町のはずれの法華坂、その急な坂の上と下に茶店があります。そこに重箱のような顔をしたおばけが出るそうな。侍が退治しようとするが、さてどうなることか。

     ☆ 重箱おばけ 日本語 中国語
作品⑦ 日本の民話・こわい話「こんにゃくえんま」・・・恐ろしい顔をした閻魔大王を祭るお堂に、目の見えないばあさまが、毎日祈願に通います。慈悲深い閻魔大王は、ばあさまに目をひとつくれました。ばあさまは、好物のこんにゃくを毎日そなえ、村の評判に。
     ☆ こんにゃくえんま 日本語 中国語

作品⑧ 日本の民話・こわい話「舞扇」・・・踊りの師匠のもとに通う稽古熱心な娘がいました。娘は扇を稽古場に忘れたまま、病気になり、やがて亡くなってしまいます。すると扇面に描かれた美しい桜の花びらが風に舞うように散ってしまいます。中国の当時の留学生于大海老师がこの物語を気に入り、自ら翻訳しています。比較してみてください。

     ☆ 舞扇 日本語 中国語
作品⑨ 神奈川の民話 「ねことねずみ」・・・動物の神様が「元旦に新年のあいさつに来た順にその年の動物の頭にしてやる」とおふれを出しました。猫は行く日を忘れてしまい、鼠に聞きますと・・・中国にも十二支ものがたりがあります。やはり鼠にだまされます。比較してみてください。
     ☆ ねことねずみ 日本語 中国語
作品⑩童話の受賞作品 牧田洋子作「はいけい おじいさん」・・・おばあさんが可愛がっていた黒猫のキチ、おばあさんが亡くなり、おじいさんがすっかり無愛想になってしまいました。キチは天国のおばあさんの名を借りておじいさんに手紙をかきます。
    ☆ はいけい おじいさん 日本語 中国語

以上です。どうぞお読みいただき、参考に、また原作とともに楽しんでいただければ幸いです。                  比留川靖子